村岡城址記念碑には5つの記念碑がたっています。
すぐ手前にあるのが、「址城岡村」と書いてある碑です。
もちろん右横書きですので、「村岡城址」の意です。
これは、日本海海戦で有名な東郷平八郎の書だとのことです。
碑には次のように記載されています。
額 元帥伯爵東郷平八郎書
村岡城の地位は古来武相交通の要衝に在り昔従五位
下村岡五郎平良文公及びその後裔五代の居城なり蓋し
その築城は今を距ること約一千年前に属す良文公は関
東八平氏の始祖にして天慶二年鎮守府将軍陸奥守に任
ぜられ多くの荘園を有し威を関東に振るひたり天慶の乱
起るに及び藤原秀郷平貞盛と共に将門を征討し大に軍
功を立てたり其の後裔に秩父平氏の一族澁谷庄司重國
あり其の孫實重は薩州東郷氏の祖なり昭和六年村岡城
祉を史蹟として縣廳より指定せらるる同七年村岡村の有
志相謀り鎌倉同人會の賛助を得城址に碑を建て以て後
昆に傳ふと云爾
海軍中将東郷吉太郎撰書
昭和七年十月三日
35.3445949139.5078839