物件の募集広告には必ず専有面積の表示があります。
数値なので他の部屋と比較しやすいのですが、気を付けなければいけない点があります。
それは、面積の表示には、「壁芯面積(へきしんめんせき)」と「内法面積(うちのりめんせき)」の2通りがある、ということです。
「壁芯面積」と言うのは、その時のとおり壁の真ん中を境として計算する方法です。
建築基準法では、この壁芯面積が用いられています。
一方「内法面積」は、壁の内側を測った面積です。
区分所有建物(いわゆるマンション)の場合、この内法面積を登記することになっています。
賃貸物件の場合、どちらの面積を採用しているかは、実は管理会社しだいなので、単純に有効面積を比較することは出来ません。
「壁芯面積」を採用している場合、4間(7.28m)×3間(5.46m)のお部屋があった場合、39.7㎡の表示となります。
でも、壁の厚さが12cmのお部屋の場合と、25cmのお部屋の場合は、有効面積は約1.6㎡異なります。
おおよそ畳1帖分です。
実際には、廊下やパイプスペースなどは、面積に含まれていてもなど居住空間としては有効ではないこともあります。
お部屋の間口と奥行の関係でも効率が変わります。
賃貸面積はあくまで、目安としてお考えいただき、実際には目で見て、どこでくつろぎ、どこに何を置くかを想定しながら検討していただくのが良いと思います。
毎週1回、賃貸をお探しの方にお役に立つブログを掲載します。