賃貸担当の種市です!
今回は賃貸物件探しの最初の一歩「条件決め」について解説いたします。
初めてお引越しをされる方は、なにから始めたらよいのか分からず、とりあえずインターネットで調べてみるということになりがちだと思いますが、
この方法だと、自分に合ったお部屋に巡り合えるか、数を撃てばあたるになってしまいます。
時間を無駄にしないためにも、
自分の希望はどんなことなのか、しっかりと確認してお部屋探しを始めましょう。
・はじめて賃貸物件を探す方
・自分にあった物件が分からない方
・なかなか気に入った物件が見つからない方
私がオススメする「条件を決める」ステップは以下の4つです。
家探しに時間をかけすぎるよりも、新生活は早めにスタートして、新しいことを始めてしまう方が、楽しい毎日が過ごせると思います。
②以降は後から変えずらい条件順になっています。この順番で見ていくと、自分の理想に近い物件を探しやすくなります。
では、順番に見ていきましょう!
色々な理由があると思います。
「~月までに引っ越したい」などなど…
しかし一番大切なのは、
今のお住まいを基準にして、困っていることがあるからお引越しを検討していることだ思います。
ここで30秒ほど引っ越し理由(困っていること)を考えてみてください。
はじめに引っ越し理由(困っていること)を考えておくと、
今後の条件決め、部屋探しで自分の基準をしっかりと定めることができますので、
ファミリーでお探しの方は、ご家族と共有されることも大切です。
家族でバラバラな意見のまま部屋探しを始めてしまうと、
実はココがイヤだ、やっぱりコレは我慢できないなど、あとになって大変な目に遭います。
はやい段階で意見のすり合わせをしておくことをオススメします。
2. お引越し時にかかる全体の費用に対する予算
のふたつを指しています。
(2.の全体の費用は部屋を決めた後におこなう「申込」の時に解説しますので、今回は割愛します。)
ほとんどの方が、漠然といくら払えるかを基準にしているように思いますが、
私のオススメは、「契約者の方の月収の1/3~1/4」に収まる範囲で決めるというものです。
月収が24万円の場合は6~8万円のお部屋を上限にする。ということです。
※ご結婚されている場合は、世帯収入で考えます。
これらを踏まえても上記の基準で決めておくと、家のためにお金を使いすぎて、ひもじい思いをすることも避けられるはずです。
①で引っ越し理由をしっかり考えていると案外サクッと決まってしまうかもしれません。
住む人数が~人だから、~部屋欲しい・寝室とリビングを分けたい・家事動線を楽にしたい等や
職場まで~分で行きたい・買い物がしやすい場所がいい・静かな場所がいい・子供が小さいから1階がいい・段差が心配だから1階がいい・ハザードマップが気になる。などなど・・・
引っ越し理由と直結していることが多い条件ですが、
この条件じゃないと絶対に引っ越さないというよりは、
少しゆとりを持たせて、ゆる~く決めておくことをオススメします。
駅徒歩10分が希望だとしても自転車で5分なら検討してみる。
南向きがいいけど、周りに背の高い建物がないなら東向きなども検討してみる。
子供がいるから1階希望だけど、1階がお店なら2階も検討してみる。
という考え方もできますので、ここはガチガチに決めなくても大丈夫です。
なんとなく同じような印象を受ける物件が候補になってきています。
既に賃貸にお住まいの方は、設備関係に希望があるのではないでしょうか。
初めて賃貸を探す方は、設備の希望は想像がつきずらい部分だと思います。
エアコンが設備の場合、はじめから部屋に設置されており、故障した際も貸主様の負担で修理してくれます。
年々エアコンなども価格が上がっていることを考えても、設備であるに越したことはありません。
ただし、設備関連に強いこだわりを持ちすぎてしまうと、希望に合う物件が極端に減ってしまうため、部屋探しが難航しがちです。
(エアコン付き、ネット無料、追い焚き、浴室乾燥機付き・・・と挙げればキリがなくなってしまいます。私の体感では、多くても2つくらいまでの方が、スムーズに部屋探しが進むお客様が多い印象です。)
時には我慢も必要となります。
確かに築年数は賃料に大きく影響を与えますが、そもそも賃料の上限等を先に決めているので、
おのずと借りられる物件というのは絞られています。
古すぎる物件(昭和56年以前に新築されたもの)は、
耐震性能に不安がありますが、それ以外であれば、築年数よりもリフォームがされているのか、
建物の手入れがされているのかの方が生活の質という面でも大切です。
築年数を理由に物件を候補から外すのは、選択肢を狭めてしまうので、
最初の段階では、参考程度に留めるのがオススメです。
ご自身の条件がかなりハッキリしたのではないでしょうか。
沢山の物件を見ていくと、とっても悩むことでしょう。
そんな時は今回の内容を思い出してください。きっと道しるべになってくれるはずです。
一番最初に考えた引っ越し理由(困っていること)を解決できているのか?これが大切です。