電力・ガス会社の選び方⑤　～よくあるご質問とお願い～

今回まで４回に分けてご説明してきた電気とガス会社の選び方シリーズの
最終回は、よくあるご質問と管理会社目線のお願いをお伝えしようと思います。

東京電力や東京ガス以外から供給を受けることになるので、
下記のような心配事があるかと思います。

①供給の安定度が変わるのではないか（停電しやすい・量が少ないなど）
②切り替え時に費用が掛かるのではないか。
③供給元が倒産したら使えなくなるのではないか。

答えは、、、、
①～③とも今まで変化はありませんし、追加費用はなく、
倒産しても直ぐに使用できなくなることはありません。

というのも、既存の配電、配管網を使用しているので、質に変わりは全くなく、
使用量をチェックしているメーターも各供給会社が費用負担しますので、工事費用は掛かりません。
※プロパンガスやオール電化から都市ガスに変更などの種類変更に伴う費用負担は発生します。
　ちなみに賃貸の場合、プロパンガスからの変更はほぼ出来ません。

倒産した場合でも、消費者保護の観点から配電網や配管を敷設した大手供給会社より、
供給を受けられるので、すぐに使用できなくなることもありません。
ただ、一時的なものなので高めのプランになっていたり、期限が設けられていたりするので、
早めに次の契約先を選定する必要があります。

あとは、マンション等の共同住宅は、建物一棟で電気・ガス契約をしている場合があります。
この場合は、各戸で自由に契約ができないので、注意が必要です。
（管理規約や管理会社に確認してみてください。）

※最後に管理会社としてのお願いなのですが、東京電力・東京ガスなどの大手以外と契約した際に
退去時の解約連絡は忘れずにお願いいたします。
というのも、仮に忘れてしまっていても管理会社から連絡すると解約することができるのですが、
新電力等と契約していた場合、管理会社や貸主から解約手続きが出来ません。
次の契約もできませんので、クリーニング工事が出来なかったり、次の入居者様が契約できず、
入居が遅れることがあり、忘れてしまった方に費用を請求する可能性もあります。
必ず、引渡し日に解約されていることをご確認ください。