先週のブログに引き続き、NHKの放送から。
10月8日のNHKスペシャルは、「マンションに迫る2つの“老い”」というタイトルの番組でした。
この番組では、マンションの老朽化と共に、マンション住民も高齢化しており、将来に不安を感じる状況が紹介されました。
マンションの維持管理には住民全員の協力が必要ですが、高齢化の影響により、組合の担い手が不足する場合もあるようです。
さらに、経済的理由や所有者不明などで、修繕積立金や管理費の適切な集金が行えない状況も取り上げていました。
マンションは構造的に頑丈であり、戸建住宅に比べて耐久性が高いと言えます。
しかし、いずれは老朽化が進行し、修繕や建替えが必要になるでしょう。
戸建住宅の場合は、修繕や建替えについては自己判断で進めることができますし、売却も比較的容易です。
一方で、マンションの場合は、修繕や建替えには多くの住民の合意が必要で、一人だけの判断では実行できません。
不動産購入のご相談をお受けする際、いつもお客様に「出口戦略」についてお話しています。
新築や築浅のマンションであれば、遠い将来のことを考える必要はあまりありませんが、築年数の経ったマンションの場合は、2つの老いに直面する可能性があることを認識することが大切です。
価格だけでなく、将来に備えた検討が一層重要であると改めて思いました。
共有施設の充実しているマンションは、やはり魅力的です。
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