先週金曜日のブログ「手抜き工事」のつづき。
今朝、懇意にしている業者さんに見積もりに来てもらいました。
土曜日に慌てて施工業者が来て補修したとのこと。
見ると金曜日に貼ってあった養生シートが剥がされていて、表面がテカテカになっていました。
ところどころ、塗膜が下地と分離してめくれています。
カッターを入れて下地が露出している部分もあります。
その後しばらくして施工業者が登場。
(私)
「なんでこんなことになっているのか」
(施工業者)
「防水シートを剥がしてレベルモルタルを敷いてその上に塗膜塗料を塗ったが、下地が動いていてひび割れが起きる」
「屋上で日差しが強く、この暑さで火ぶくれが起きている」
「下地に塗料がのっていないところがある」
(私)
「そんなことは、専門業者なら施工前に分かっていること」
「施工方法の選択ミスではないのか?」
(施工業者)
「◯◯◯社の◯◯◯◯を使ってます。」
(私)
「適切な施工方法を提案できないなら、請負うべきではなかったのではないか?」
(施工業者)
「・・・。」
(私)
「応急措置をしても、全ての場所でこういうことが起きる可能性がある」
「やり直しが必要だと思うが、どうするのかきちんと説明してほしい。」
(施工業者)
「本来は10年くらいは大丈夫だが、時々見に来て面倒見る。」
(私)
「雨漏りする前に見に来れるのか?」
「このままでは、住んでいる人に賠償責任が発生する。」
「その責任はどう考えるのか」
(施工業者)
「・・・。」
(私)
「とりあえず、雨漏りしている部分の応急措置は今日中にしてほしい。」
(施工業者)
「先週土曜日にプライマーを塗ったのでもう大丈夫」
「念のために、これできちんと補修するので大丈夫」
(手には変性シリコン・・・。)
通常防水工事をすれば発行する保証書は出さないそうです。
工事保険にも入っていないそうです。
こういう人が、大事な建物の屋根防水工事をインターネットで営業して施工していいんでしょうか?
その後、雨漏りした部屋を見せてもらいましたが、ドレンの位置あたりから、大量に水が流れた跡。
当然かもしれませんが、見えていないところも全くダメなようです。
どうやら信頼できる業者で全面的に施工のやり直しです。
大家さん、かわいそう。