早いもので、今年も今日から3月。
今日から、就職ナビサイトの来春大学卒業予定者のエントリーがスタートしました。
私は、会社勤めしていた26年間のうち、一番長いキャリアは人事で、採用も大事な仕事でした。
中途採用も含め、年間300人位は面接をしていたと思います。
いつも感じていたことは、ほとんどの学生さんは、就職ナビサイトにいいように振り回されている、ということです。
結局、企業も窓口が就職ナビサイト中心になってしまうので、それにお金を使わざるをえず、どうしても画一的な採用活動になってしまいます。
学生の側も、表面的な情報をもとに、もっともらしい受け答えを用意して面接を受けにくるので、その人らしさが、見えにくくなってしまうことが多かったと思います。
会社説明会なんて、全員同じ格好で来ます。
今の就職活動(採用活動)というのは、就活産業に振り回されていて、本当に個性を埋没させているなぁ、と思います。
言いたいことは山ほどあるのですが、とりあえずここまでにしておきます。
で、実際のところ、沢山の人を面接してきましたが、ハイパフォーマーを見分けるなんてことはなかなかできません。
逆に、特に目立たなかった人が、入社後しばらくしてから頭角をあらわす、ということも多々あります。
結局は、与えられた場所で、与えられた仕事をきちんと取り組める人が成功するのかなぁ、と思います。
当社も繁忙期の今だけ、週末に大学3年生にアルバイトに来てもらっています。
就活は、不安だらけで大変だと思いますが、頑張ってほしいと思います。